北前船アーカイブ

Kitamebune

 石川県輪島市門前町黒島町は、北前船の船主や船員の居住地として発展した能登天領の船主集落で、平成21年(2009)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。黒島の海運業については、延宝8年(1680)石見国温泉津の木津屋の『能登国客船覚帳』が黒島船の初見である。元文年間(1736〜41)に甚右衛門・番上(匠)屋善右衛門・森岡屋又四郎・番上屋長兵衛・高松屋権七・升屋喜助・筑後屋吉蔵・大沢六之丞が船主としてみえ、18世紀前半には本格化したようである。19世紀には浜岡屋弥三兵衛が台頭した。ついで角海家の祖である角屋孫左衛門が 登場する。

 「北前船アーカイブ」では、黒島町で北前船主として活躍した角海家や森岡家の文書を公開する。

 

 

現在掲載中のアーカイブはこちらです。