伊那市立高遠町図書館アーカイブ

Ina Municipal Takato-machi Library

高遠における図書館の始まりは、文政13年(1830)に鉾持神社に設けられた「鉾持文庫(のちの高遠文庫)」である。この文庫は、高遠藩主の内藤頼直が万延元年(1860)に藩校「進徳館」を開校した際、校内に設けられた「進徳館文庫」に寄贈され、藩主旧蔵の書籍とともに藩士らの学問の助けとなった。
 近代になると、「高遠図書館」と「高遠進徳図書館および美術館」という2つの私設図書館が開館したが、これらは大正9年(1920)に合併し、「町立高遠進徳図書館」になった。これが現在の伊那市立高遠町図書館の前身である。
 その後、昭和61年(1986)に現在地に新たに「高遠町図書館」が開館し、平成18年の市町村合併を経て「伊那市立高遠町図書館」となって現在に至る。
 伊那市立高遠町図書館の特色は、古文書館を併設し、近世以降の古文書や典籍を数多く所蔵していることである。武家文書や地方文書のほか、藩校進徳館の蔵書本など多くの漢籍を所蔵しており、190年以上に及ぶ地域の知の歴史を今に伝えている。

 伊那市立高遠町図書館では、所蔵古文書のデジタル化および目録作成が継続的に行われている。本アーカイブの公開は、合同会社AMANE・長野県伊那市・みんなで翻刻の三者による「地域資料デジタルアーカイブの公開にむけた包括的連携・協力に関する協定」の一環として行われた。

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【資料および掲載に関するお問い合わせ】
教育委員会 生涯学習課 伊那市立高遠町図書館
電話:0265-94-3698 ファクス:0265-94-2056 メールアドレス:t-bun@inacity.jp

「高遠町図書館収蔵古文書閲覧・撮影」https://www.inacity.jp/shisetsu/library_museum/ina_library/takatomachilibrary/kom_kitei.html
 

 

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